内臓脂肪の恐怖=アディポサイトカイン~ダイエット基礎講座3~

生理活性物質 アディポサイトカイン

メタボリックシンドローム(メタボ)は、しっかりと市民権を得た言葉になりましたよね。

私は整体師をしていますが、お客様でメタボ診断に引っかかって運動する羽目になったなんて人が何人かいます。

企業も従業員の健康管理に、積極的に関与するようになって来ているようです。

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メタボリックシンドローム

メタボの診断基準は、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm女性90cmを超え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つに当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。(厚生労働省:e-ヘルスネットより

体の小さい女性のほうがサイズ90㎝で、男性が85㎝何でしょうね。

これに関しては異論もいろいろ出ているようですが、内臓脂肪が多いことが体に良くないということは異論のないところです。

なぜ男性の方が腹囲の基準が厳しいかというと、男性の方が内臓脂肪が付きやすいという特徴があるからです。

内臓脂肪の弊害は、メタボの人の糖尿病発症率はそうでない人の9倍、心筋梗塞・脳卒中は3倍と言われています。

これらの疾患で、日本の死亡原因の三分の二を占めるわけですから、厚労省も力が入るわけですよね。

メタボが、生活習慣病発症が多い理由

メタボの人が何故生活習慣病発症が高くなるかは、意外と理解してませんよね。

理由としては、メタボの人達は代謝障害を起こしている場合が多く、代謝障害から動脈硬化を起こすことが多いためです。

内臓脂肪型肥満の危険性
脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪があります。

その中で内臓脂肪のほうが、生活習慣病に悪い影響を及ぼしやすいのです。

脂肪細胞が多く集積してくるとその細胞組織は、20種類以上の生理活性物質を分泌します。

この生理活性物質を多く分泌するのが、内臓脂肪なのです。

この生理活性物質を総称して、「アディポサイトカイン」と言います。

生理活性物質とは、わずかな量でも生き物の生理や行動に何らかの特有な作用を示すもので、身体の働きを調節する役割をもった物質です。

この物質が適正な量分泌されているのならば問題ないのですが、多く分泌されると問題がでてきます。

生理活性物質の恐怖

生理活性物質の中で脂肪細胞から分泌されるTNF-αと言う物質は、動脈壁に炎症を起こさせ動脈硬化の原因となります。

TNF-αが、白血球に働きかけレジスチンと言う物質を分泌させます。

このレジスチンと言う分泌液が、とても問題がある物質です。

レジスチンは脂肪、肝臓、骨格系に作用して、インスリンによる糖の吸収を抑制する作用があるのです。

そうすると細胞内に糖が吸収されず、インスリン抵抗状態となります。

これは危ない状態で、糖尿病へと進む確率がとても高い状態です。

さらに血管内に糖が多い状態は、「糖化」を起こしやすくなります。

皮膚のシミなんかも糖化現象の一つですが、それが血管内で起きてしまいます。

糖化した血管は硬く弾力がなくなり、動脈硬化を起こしてしまいます。

また「アディポサイトカイン」の中のPAI-1と言う物質は、血液凝固を促進させますので、血管内で血栓ができやすくなってしまいます。

これも危ないですよね!!

内臓脂肪型肥満がいかに多くの疾患に関わるかわかりましたよね、個々の病気はそれぞれ治療法はありますが、脂肪を減らすことにより根本原因を断つことがまず最良の方法です。

タボ対策、すなわち単純に減量ではなく脂肪の削減に取り組まないといけないわけです。

理解していただけましたか?

次回は、「内臓脂肪を落とすにはコアマッスルを鍛えよう」です。

参考文献:一生太らない体のつくり方
石井直方著

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